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人は、ちょっと手を入れるだけ。
あとは自然がやってくれる。
自然が自分たちで回復していく連鎖を起こすきっかけをつくる。
そんな手入れを、コツコツとできるかどうかにかかっている。
あとは、やるか、やらないか。
 
「大地の再生®」、映画「杜人」などで知られる造園技師・矢野智徳氏の言葉です。
自然環境の保護や再生についての考え方や方法はいろいろですが、私たちは特に「水のつながりと循環」を中心に、
水源地〜川〜海中までの自然環境再生をめざすボランティアグループです。
活動場所:神奈川県・三浦半島(大楠山系〜相模湾流域 関根川・湘南国際村遊水池)
横須賀市 「市民まちづくりサポーター」登録団体
(The Blue株式会社 代表の三木が主宰しているため同社のサイト内に間借りしている形ですが、会社とは関係ない個人的なボランティア活動です)

活動の背景・目的
活動場所である三浦半島の西海岸に位置する秋谷エリアは三浦半島最高峰の大楠山から相模湾までの斜面地に位置し、段々畑や棚田の中に集落が点在する里山でしたが、東京や横浜からのアクセスが良く、海と富士山を眺める風光明媚な別荘地・リゾートとして高度成長期からバブル期にかけて眺めの良い山頂エリアがゴルフ場として大規模に地形を変える開発が行われました。
バブルが弾けたことでゴルフ場開発計画が頓挫。造成され更地になっていた広大な土地は「湘南国際村」として研究機関や企業の研修施設、住宅地などが造られ、流域の水が集まる沢が流れていた谷は山頂部を削った土で埋められて広い道路となり、代わりに人口河川や遊水池が造成されたため、本来の水の流れが大きく変えられました。
水の流れが分断されたり滞ることが原因で、森、土壌、動植物、河川、そしてそこからつながる海の中までの環境が大きく影響を受けると言われており、私たちは、
「海の砂漠化は温暖化による水温の上昇だけではなく、表層と地下を流れて陸域からの栄養分や酸素を海の中まで運び、海藻や海の生き物を育む水の流れが滞っているためではないか」
と考えます。
元の自然に戻すことはできなくても、環境土木手法を用いた手入れをすることにより、陸域〜川〜海中までの表層と地下の水の流れと循環を取り戻し、流域一帯から海中までの環境再生をめざします。
一般的に「環境土木」「環境再生施工」などと呼ばれる「枝、落葉、自然石、炭などの有機物を使用して、自然が自らバランスを取り戻 すきっかけになるような作業」をさまざまな造園家や専門家から学び、その時、その場の最適解を自分たちで考えながら作業しています。
点 穴

通気浸透水脈
しがら土留め


斜面変換地点や池や川の周りの斜面地に通気や雨水浸透を良くするための溝を掘り、中に竹炭、枝、落ち葉などを入れ、太い枝や竹を使って土壌を安定させるための柵(しがら)土留めをつくる。
乾燥し硬くなっている土壌や水捌けが悪くグライ化した土壌に穴を開け、空気と水が通るように竹炭、枝、落ち葉などの有機物を入れる。
薮払い・剪 定
風の草刈り

根本から刈ったり根こそぎ抜くのではなく、風でしなる成長点でやさしく刈ることにより細根を発達させて土壌の安定と水と空気の浸透を促進。刈った草は土に被せて草マルチにする。

池や川の周囲の藪化したところは梳くように剪定を行い、風通 し、光通しを良くすることにより下草を成長させて土壌の安定や雨水浸透の促進をはかる。
手 法
その他
河川、遊水池、海岸ゴミ拾い

川底・海底湧水採取WS

環境DNAサンプル採取

(講師:海藻増殖学者 新井章吾氏)
作業日程
月に2〜3回のペースで作業を行なっています.
活動にご興味を持って頂ける方やお問い合わせは下記へメールでご連絡をお願いします。
email: chottojapan@icloud.com
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